デュオリンゴは2012年にリリースされた英語学習アプリで
- ゲーム感覚で英語学習を進めることができる
- 初心者から上級者まであらゆるレベルに対応している
- 28か国の言葉で英語などの多言語学習が可能
- 5分もあればプレイして先に進められる手軽さがある
などの理由から、今では世界中で5億人以上のダウンロード数を誇る世界トップクラスのモンスターアプリです。
デュオリンゴ内の各ユニットに設置されている問題は、英単語の並び替えやリスニング、ライティング、スピーキングの問題と多岐にわたり、ユーザーを飽きさせることなく英語力のレベルアップのお手伝いをしてくれます。
英語学習アプリのジャンルでは、デュオリンゴほど多くの人に利用されているアプリは他にありません。
ただ、利用者が多くなり有名になると、いい評判だけでなく悪い評判も目立つようになります。
そこで今回は、とくにデュオリンゴの危険性についていろいろ調べました。
そもそもデュオリンゴの危険性って何?ってことですが、ここではデュオリンゴのアカウントの安全性はどうなのか、という疑問に変換できますし、さらにその疑問は、個人情報は守られるのかという疑問に変換できます。
つまり、「デュオリンゴの危険性はあるのか」=「デュオリンゴは利用者の個人情報をしっかり保護してくれるのか」を考えていくことになりますが、
結論を言うと当サイトEnglishHackはデュオリンゴに危険性は「ほぼ無い」と判断しました。
Duolingoに危険性はほぼ無い!メールアドレスやアカウント流出などの危険性に関する情報は無し!
英語の学習を目的としてデュオリンゴを利用するにあたって、デュオリンゴの危険性が気になるという人は少なからずいると思います。
なぜならデュオリンゴに限らず、アプリというものは自分の個人情報をトリガーとして利用するものですが、その個人情報の流出は100%は避けられないという現実があるからです。
ただ、結論を言いますと、当サイトEnglishHackはデュオリンゴに危険性は「ほぼ無い」と判断しています。
当サイトがデュオリンゴに危険性は「ほぼ無い」とする根拠としては、
- デュオリンゴの運営会社の沿革
- Google PlayやApp Storeから公式アプリがダウンロードできること
- ダウンロード数がトップクラス
の3点です
デュオリンゴの運営会社の実績
特定のモノやサービスの信用度は、それを提供する企業の沿革を見ていけば、ある程度は予想することはできます。
デュオリンゴの企業の沿革をざっと見た感じでは、うさん臭い部分は全くなく、公的機関などならの豊富な資金に支えられた天才たちが言語学習アプリを開発して、マーケティングも大成功した、という過程を見ることができます。
その点はデュオリンゴの危険性を否定する根拠に十分なり得ます。
ということで、まずはデュオリンゴの運営会社のことを知りましょう。
デュオリンゴの運営会社は「Duolingo Inc」です。
2011年8月に設立された「Duolingo Inc」はアメリカのカーネギーメロン大学の教授とその教え子たちが、言語学習アプリの開発プロジェクトを始めたのがきっかけで生まれました。
機械学習の研究拠点として知られるピッツバーグにあるカーネギーメロン大学は、一般の大学ではなく「研究大学」で、日本でいうとあらゆる分野における天才が結集する大学院のような機関です。
プロジェクト開始当初は、慈善基金団体のマッカーサー基金や連邦機関であるアメリカ国立科学財団から補助を受けてアプリの開発を行っていましたが、彼らの研究に可能性を感じた投資家が次々と現れて莫大な資金が集まるようになります。
2011年には講演会の「TED」で一般向けにデュオリンゴの構想が発表され、2012年にApp Storeにリリースしています。
2013年にはAndroidのアプリとしてリリースされて最初の週で100万回以上ダウンロードされてGoogle Playでナンバー1アプリとなっています。
そのあとデュオリンゴが日本語対応になったのは2014年ですが、日本に本格的に普及し始めたのは2020年で、そこからの約2年で日本のアクティブユーザーは、3倍ほどに成長しています。
以上の「Duolingo Inc」の企業の沿革をサラッとみただけでも、デュオリンゴはお金を稼ぐためだけでなく、天才たちの知的好奇心の追求の結果、生まれた言語学習アプリであることが想像できますね。
Google PlayやApp Storeから公式アプリがダウンロードできる点
デュオリンゴはGoogle PlayやApp Storeで公式アプリが掲載されていることもデュオリンゴの危険性を否定する根拠に「ある程度」はなります。
もちろん、これだけでは絶対に安全とははなりませんが、Google PlayやApp Storeに開発したアプリを紹介してもらうには、それなりに厳しい審査を通らなければなりません。
たとえばiOSアプリの審査基準はApp Store Reviewのガイドラインに記載があり、
・安全性
・パフォーマンス
・ビジネスモデル
・デザイン
・法的事項
これらの基準を満たさないとApp Storeにはおいてくれません。とくに「法的事項」において個人情報の保護は最優先事項となっています。
もちろんGoogle Playにも
・コンテンツの内容
・知的所有権
・機能性
・虚偽や悪意がない
・収益化と広告
という審査基準があります。
両方とも審査期間としては24時間~10日程度かかることもあるそうです。
ただ、そんなGoogle PlayやApp Storeもまだ完全ではなく、この2つが紹介しているアプリでもいわゆる詐欺アプリは大量に存在します。
たとえば、Appleは、2021年の1年間でApp Storeで約160万のアプリに対して、審査の落選やアプリの更新の停止をおこなっていますね。
まあこの辺は今後もイタチごっこになって行くと思うので、Google PlayやApp Storeで公式アプリが掲載されていることはあくまでも安全性の根拠のほんの1部としてとらえておきましょう。
ダウンロード数がトップクラス
デュオリンゴはアプリとしての実績がすごいので、その点もデュオリンゴの危険性を否定する根拠になります。
2021年のデータですが、デュオリンゴは世界中でのダウンロード数は5億以上、MAU(有効利用者数)は5,650万人に到達しており、
とくに日本人の連続利用記録の平均日数では世界1位、学習時間は世界2位になっています。
今では英語学習アプリのカテゴリーでデュオリンゴを知らない人はいない、といっていいほど世界中で利用されているので、現時点では「デュオリンゴに危険性があるんなら他のアプリはもっとヤバい」と言っていい状況だと考えられますね。
また、デュオリンゴの実績の1つとして、デュオリンゴは学校教育の現場でも使用される例が増えてきています。たとえばコスタリカやグアテマラでは政府主導で公立学校の英語教育にデュオリンゴを試験的に取り入れてたりもしています。
危険性がゼロのアプリは存在しない
まあこれは何もデュオリンゴに限ったことではないんですが、アプリというものは自分の個人情報をトリガーとして利用するもので、それがたとえ捨てアドであってもリスクはゼロとは言い切れません。
たとえば2~3か月以上使用している捨てアドには迷惑メールが届くようになりますが、それらの流出元がどこかなんて私たちにはわからないわけです。
「自分はそんな変なメールにはひっかからないよ」と私も思っていますが、引っかかる人が一定数いるからこそ迷惑メールは無くならないんですよね。
あらゆるアプリがそうであるように、デュオリンゴの危険性(=個人情報の流出の可能性)もゼロではないということを最初に知っておいたほうが良いです。
Duolingoのアカウントの安全のためにやることは名前を本名にしないことだけ!アカウントは非公開でもスマホでもOK
これもデュオリンゴに限ったことではないですが、デュオリンゴのアカウントの安全を確保したいのなら、アカウント名やユーザー名を本名にするのは避けましょう。自分の名前が一部でも含まれるハンドルネームも避けるべきです。
もちろん、捨てアドと本名だけで個人が特定されることはほぼありません(本人が違法行為をして警察や弁護士が動けば特定されますが)。
ただ、世界にはデュオリンゴ以外にも無数のアプリがあります。
そういったアプリで日常的に本名を含んだハンドルネームを使用する習慣が身に付いていると、いつかなんらかの危険性にかかわってしまうことになる可能性はあるので、最低限のリスクマネジメントを行うようにするべきですよね。
ですのでデュオリンゴに危険性はほぼ無いと判断していても、アカウント名やユーザー名を本名にしたり本名の一部でもハンドルネームに含めることは避けましょう。
Duolingoは意味がないとか料金の月額1100円に見合ってないとかは自分次第!終わったら復習すれば効果大!
デュオリンゴはやっても意味がない、とか月額1100円の料金に見合ってないという意見もありますが、それはもう自分の使い方次第です。
デュオリンゴは使い方次第で英語学習を効率的に進めることができるアプリになります。
じゃあどういった使い方があるのかを3つ挙げましょう
- 学習の目的を確認する
- メインの教材と併用する
- やる時間を決める
学習の目的を確認する
まずデュオリンゴはあくまでも英語学習をゲーム感覚で楽しむという目的のエンタメアプリである、ということを認識しましょう。
デュオリンゴで英語力を大幅にアップさせて英会話が身に付いた、とか英検準1級に合格したとか、そんな人はほぼいません。デュオリンゴは英語ガチ勢のための学習アプリではないんです。
デュオリンゴはあくまでも英語学習者が息抜きでプレイするゲームです。
たとえば60分の座学に10分だけ息抜きでデュオリンゴを導入しよう、英語が嫌いだからとりあえず1日10分はデュオリンゴをやろう、単語帳や文法書を5周して飽きてきたからデュオリンゴやってみるか・・・など、
デュオリンゴはあくまでも日々の英語学習の息抜きや、単語帳や文法書、各種参考書などの紙ベースのコンテンツで学習した成果を試すためのものです。
残念ながら英語に限らず、楽しくゲーム感覚で学習して身に付くことなど何一つありません。
デュオリンゴはあくまでも日常の英語学習の息抜きという目的をもって遊ぶようにしましょう。
メインの教材と併用する
デュオリンゴの各ユニットで高得点を取るためには何度も繰り返して復習する必要があります。もちろんその過程で単語や文法の知識は身に付いていきますが、デュオリンゴはユニットを一度進めてしまうと最初からリスタートはできなくなります。
アカウント削除して作り直せば最初からまた出来るようになりますが、それでもまた最後まで一方通行なので、任意のユニットを繰り返すことはできないんです。
英語に限ったことではないですが、記憶の定着には繰り返し作業が不可欠です。
この繰り返し作業はアプリや動画には向きません。やはり単語帳や文法問題集などの周回用のコンテンツをひたすらぶん回すのが記憶の定着につながり、英語力のアップへの最短ルートになります。
残酷な現実ですが、語学はあらゆる学問の中でも暗記がモノを言う世界です。
なのであくまでも紙ベースの周回用コンテンツをメインで英語学習をしっかり行って、デュオリンゴはその成果を試すためのサブ教材という位置づけを忘れないようにしましょう。
やる時間を決める
デュオリンゴは可能な限り通学・通勤・自宅での趣味の時間などのスキマ時間にやるようにしましょう。
なぜなら英語学習のメインはあくまでも紙ベースのコンテンツの周回で行うものなので、自宅の勉強時間を割いてまでデュオリンゴをするのは時間がもったいないですし、効率が落ちます。
デュオリンゴはスマホでも気軽に英語学習ができるアプリなので、その特性はスキマ時間にこそ発揮されるべきですよね。
もちろん、趣味の時間をデュオリンゴにあてるなら疲れ果てるまでやりきるのもいいですね。そこまで行くとその人はもう「英語がとにかく好きな人」なので他の英語学習者よりも抜きんでることができるでしょう。
Duolingoは英語以外にも韓国語や中国語やフランス語があるからマルチリンガルも夢じゃない?
デュオリンゴの凄いところは英語だけでなく韓国語、中国語、フランス語を学べるという点です。
もちろん中国語専門の学習アプリはたくさんありますが、デュオリンゴは日本語で学習する場合は4か国語でアプリをプレイすることができます。
なのでバイリンガルを目指している人はデュオリンゴだけダウンロードしておけば、他言語の学習もできるので便利ですね。
また、デュオリンゴは英語話者として学習する場合は35種類の言語でアプリをプレイできるので、まずは英語をマスターしてからデュオリンゴを英語話者としてプレイすれば、英語力もさらに向上するし、他の言語も幅広く学習できることになります。
デュオリンゴを1つもっていると大学生から学ぶ第二外国語の勉強にも使えますし、欧米圏以外に気になる国、行ってみたい国の言語を選択して、学習のきっかけにすることもできます。
マルチリンガルの入り口としてはこれ以上の英語学習アプリは無いと思いますね。
Duolingoはアカウントを作らないと進めない!同じユニットを最初からやるにはアカウントを作りなおす必要あり
Duolingoはアカウント登録をしないとレッスンの進捗状況の保存ができません。ゲーム的に言うとセーブができない状態だからです。
なので、どれだけユニットをすすめてもDuolingoを再起動すればリセットされてまたユニット1から始めることになります。
Duolingo (デュオリンゴ) のレッスンはユニット1〜114まであり、アカウントを作っていない状態で一気に終わらせるのはほぼ不可能なので、まずはおアカウントを作らないでDuolingoを始めて、自分に合うと判断したらすぐにアカウントを作ったほうが良いでしょう。
ただし、アカウントを作成してユニットを進めて行ってもDuolingoは一方通行です。復習したいユニットがあってもそのユニットを何度も繰り返すことはできません。
たとえばユニットを50まで進めたけど、ユニット30だけをもういちど最初からやることはできません。その場合はデータ削除、つまりアカウントを作り直すことになります。
Duolingoのアカウントを削除する方法!有料なら「退会」無料なら「アカウント無効」をしよう
Duolingoは登録するのはカンタンですが、退会するのにはちょっと複雑な過程をたどることになります。
Duolingoに限らずどんなアプリでもそうなんですが、アプリからの退会やアカウントの削除はけっこうわかりにくい手順を経て行うように設計されています。
Duolingoに関しては
- 有料会員と無料会員では退会の手続き方法が違う
- 「アカウントの無効化」と「アカウント削除」の2種類の手続きがある
- 自分が入会したOSからじゃないと退会できない
この3点をおさえておけば大丈夫です。
「アカウントの無効化」と「アカウント削除」の2種類の手続きがある
まず、Duolingoの退会方法には「アカウントの無効化」と「アカウント削除」の2種類があります。
この2つの手続きにどういう違いがあるのかというと、
アカウントの無効化は再度プレイすることが前提、アカウント削除はもう二度とプレイしないことが前提の手続きです。
アカウント無効化はアカウントの一時停止のようなもので、再度ログインしなおせば以前のアカウント状態からやり直すことができます。
デュオリンゴのアカウントの無効化は、オンラインゲーム的に考えると自分が頑張って手に入れたアイテムなどのデータを残したまま、月額料金を支払わないでログインできない状態になる、といったところです。
一方、アカウントの削除はアカウントのデータを全て削除することになるので当然、再び同じアカウントでDuolingoをプレイすることができなくなります。
つまり、デュオリンゴのアカウントの削除は、ゲームでいうとアイテムなどのデータを含んだセーブデータそのものを消去する、ということにあたります。
なので、アカウントの無効化は再度プレイすることが前提、アカウント削除はもう二度とプレイしないことが前提の手続きということになるのです。
ちなみに、アカウントの削除はなぜかスマホアプリからはできないので、DuolingoのWebページから行うことになります。
有料会員と無料会員では退会の手続き方法が違う
Duolingoは有料会員と無料会員では退会の手続き方法が違います。
無料会員の退会方法
無料会員の退会方法は、またいつかプレイする前提なら「アカウントの無効化」、もう2度と利用しないことが前提なら「アカウント削除」の手続きを行うことになります。
「アカウント削除」については「無料会員であることすらをやめる」ということなので、特別な事情がなければ行う必要はないです。
ただ、人間は一度飽きたりスイッチが切れてしまうともう2度とやらないことがほとんどなので、自分にはもう必要ないと判断したら「アカウント削除」は早めにしたほうが良いと思います。
買ってから1年間読まなかった本はもう必要ないと言われていますが、アプリに関してはもっとシビアに見るべきです。1か月利用しなかったらもう「自分には必要ない」と判断してアカウント削除まで行いましょう。
役目を全うしたアプリはすぐに切り、次のステップに進む方が自分の成長にはプラスになるはずです。
有料会員の退会方法
Duolingoの有料会員が退会する場合、つまり「有料会員から無料会員になる」場合の具体的な手順は3通りあります。
3通りとは、
- iPhoneで行う場合
- Android搭載のスマホで行う場合
- PCのブラウザで行う場合
です。
ここで注意すべきことは、Duolingoの退会は自分が入会したOSからでないと、退会メニューそのものが表示されないようになっているということです。
たとえば、iPhoneでDuolingoを登録した人はiOS搭載のiPhoneで、AndroidでDuolingoを登録した人はAndroid搭載のスマホで、PCでWeb登録した人はWindowsまたはMacOSのブラウザで手続きを行うことになります。
具体的には、
- iPhoneでDuolingoを登録した人⇒iPhoneの「設定」から「サブスクリプションをキャンセル」を選択
- Android搭載のスマホでDuolingoを登録した人⇒「GooglePlay」アプリから「定期購入を解約」を選択
- PCのブラウザからDuolingoを登録した人⇒PC用ブラウザで「Duolingo plus」を開き「購読をキャンセル」を選択
この3通りが、「有料会員から無料会員になる」ための方法です。
さらに、「有料会員から無料会員になる」ための手続きを行った後「Duolingoの無料会員であることもやめる」ためには「アカウント削除」まで行う必要がありますが、この「アカウント削除」はPCのブラウザからじゃないとできません。
つまり、
iPhoneやandroidスマホで有料会員になったらそれぞれのOSで有料会員を辞めて、さらにパソコンでアカウント削除まで行ってやっとDuolingoとは完全に切れることができる、ということです。
本当にややこしいですよね!
それにしてもここまでくると、「なんとしてもアカウント削除はさせない」というDuolingoの執念さえ感じますね。そういうことをするからDuolingoに対して不信感を感じる人が出てくるんだと思うんですが。
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